2017年01月31日
整体
整体
整体とは、日本では主に手技をもちいた民間療法、代替医療(だいたいいりょう)を示す言葉。
また、身体を整える施術方法全般に対して用いられる言葉です。
日本語としては大正時代に使われるようになった言葉で、アメリカで体系づけられた手技療法・オステオパシーを「整体」と訳したのが始まりだと思われます。
現在、普通に使われる意味では、カイロプラクティック(脊椎矯正術)に似た背骨矯正法(主に脊椎・骨盤)を目的とした施術方法を指して用いられるケースが多い。
脊椎・骨盤・上肢・下肢など、からだ全体の骨格や関節の歪みの矯正、骨格筋の調整を、手を使った手技(しゅぎ)と矯正器具でおこなう技術及びその方法を表してしるという意見もあるが統一された形態は無い。
徒手的治療によりいろいろな疾病を治癒させることを目指す治療方法はマニピュレーションと称されるが、この代表といえるのが「カイロプラクティック」 Chiropractic ・オステオパシー (Osteopathy)である。
自然治癒力(しぜんちゆりょく)を高めることと手技が治療の中心であるという共通の部分があるが、治療哲学や着手方法の仕方は違います。
どちらも19世紀後半に米国(アメリカ)で生まれた施術であります。
カイロプラクティック(脊椎指圧療法)は椎骨関節のサブラクセーション(亜脱臼、不全脱臼)を手で調整(アジャストメント)することによって、身体機能を治癒させようとする治療法(ちりょうほう)。
オステオパシーは身体の構造的なアンバランスは血液の循環んに悪影響をおよぼし、神経伝達や内分泌、血液・リンパ液などの循環を妨げると確信し、脊椎だけでなくすべての筋肉繊維や骨格構造、内臓諸器官、頭蓋骨が治療方法の対象とします。
脳脊髄液(のうせきずいえき)の循環の改善やリンパの循環の改善も目的とされる。
カイロプラクティック Chiropractic ・オステオパシー (Osteopathy)の論理・技術は整体や指圧(しあつ)などの日本の手技治療に影響を与えました。
整体にはお決まりの手順はなく、行う人によってすることは異なる。
大正のころ伝わった「オステオパシー」や「カイロプラクティック」 (Chiropractic) などの欧米伝来の手技療法を中心とする整体(せいたい)、日本武術の柔術や骨法などの流派に伝わる手技療法を利用した整体、中国医学の施術を取り入れた整体(せいたい)、団体の独自の理論や哲学など加えた整体(せいたい)など存在するともいわれる。
民間療法で、医療制度から見れば補完代替医療の一種ですが、保険の適応外ですので、通常医療と一緒に通常の医療現場で補助療法として用いられることはない。
法制度からは医業類似行為の一つとされています。
「整体術(せいたいじゅつ)」・「整体法(せいたいほう)」・「整体療法」 ともいわれる。
明治頃に出現した民間療法で、指圧、カイロプラクティック(脊椎指圧療法)、オステオパシー (Osteopathy)、光線療法、電気治療などの手段で病気治療の目的で業をなすことを「療術(りょうじゅつ)」と言うが、整体(せいたい)もこの一種とされています 。
整体は理論・術が共通でないため、整体を冠する治療家個人が、自説を展開しています。
カイロプラクティック(Chiropractic) のような「科学的」・物理的治療と、中医学・漢方医学の経絡理論・通常医療で臨床に使われる「内臓体壁反射(ないぞうたいへきはんしゃ)」などの理論の合わせたものとなっている。
体全体の各関節(脊柱(せきちゅう)・骨盤(こつばん)・肩甲骨・四肢・等)の歪み・ズレの調整と筋肉のアンバランスの矯正などを中心に手による矯正方法(道具を使うことも)で行う施術である。
整体
Posted by たこりん at 15:48│Comments(0)